アダルトの商売をしていると、避けては通れないのが女優と年齢の問題だ。
日本人の女性がアダルトビデオに出演できるのは、
法律では18歳以上という規定がある。
しかし、18歳になっていても、
高校在学中(通信教育含む)はアダルトの出演はご法度である。
アダルト作品で、卒業式の終了と同時に男優と絡むという企画がよくあるが、あれは、いちおう法的にはセーフなのだ。
児童福祉法等における「児童」とは、
年齢が18歳に満たない者を指し、
有害業務であるアダルトは問答無用でアウト。
(ちなみに20歳未満は「未成年者」であり、
親からクレームが来たらメーカーは完全にお手上げである)。
それでは、高校に籍があれば高校生だが、
中途退学していたり、
もともと高校には入学しておらず、
学籍のない18歳の女の子というばあいはどうなのか。
結論から言うと、
このばあいアダルトは出演可能となる。
まぁ、厳密に言うなら、
学校に在籍している証明(=在籍証明書)は簡単だけれど、
在籍していない証明というとむづかしい。
甲高校の退学証明書がとれたとしても、
乙高校に在学している可能性はゼロではないからだ。
このように、本人が学校に通ってないと確言したところで、
信用するにはリスクが高い。
モデル事務所もあぶない橋を渡りたくないから、
在学年齢の18歳は水着・下着モデルでお茶を濁すか、
4月が来るまで寝かしておくのが普通だ。
ところがそんな暗黙のルールをやぶり、
業界に一大旋風を巻き起こしたのが、
2013年の成宮ルリのデビューだった。
予想にたがわず、成宮作品はどのメーカーも成功をおさめたようだ。
ルックス的には中の上クラスで、
バストも貧乳の成宮でそこまで数字がとれた理由は、
言うまでもなく、女子高生のブランド力以外にないだろう。
いつの時代も、JKはオジサン族の永遠のあこがれなのである。
もちろん、成宮は女子高生ではない。
でも、在学していたら高校三年生の年齢というのは、
女子高生とほぼイコール、限りなくちかい存在といっていい。
99.9%ホンモノJKの絡みが見れる!!
そこがユーザーの好奇心を大いに刺激し、購買に走らせた最大の原因だ。
▲「
GET!! 素人ナンパ関東版 No.152」2013年3月発売(桃太郎映像出版)。デビュー前の成宮ルリの貴重映像を収録。年齢確認はしっかりやっていると思うが、学生証がないのにどうやって…!?(苦笑)。
▲「
いいなりちゃん 止まらない涙… 平成6年生まれ最速デビュー 成宮ルリ18才」2013年4月発売(桃太郎映像出版)。ここに言う「最速」とは、高校卒業年齢の18歳より何ヶ月か若い在学年齢の18歳だということ。高校在学年齢というのが成宮ルリの最大のセールスポイントだった。