今回ご紹介するビデオは2006年発売の「
若妻の味」。
主演の瀬名涼子という女優さんと、
僕は20年ほどまえにお仕事をしたことがあった。
僕がエロ本をつくっていた1990年代の話で、
当時は「Cream」(ミリオン出版)に代表される「お菓子系」雑誌全盛の時代。
件の瀬名涼子さんは、星野いづみという芸名で、
原宿のカフェ・クレープという事務所に所属していた。
僕は水着のグラビアで彼女をキャスティングしたのだった。
当時のギャラで、水着グラビアが6万、下着が7万。
ヌードだと9万~が相場だった。
▲星野いづみが表紙の「Cream」1995年7月号
水着のグラビアといっても、
お菓子系雑誌のばあい、制服・ブルマ・スク水がセットになり、
追加でビキニが何点かという内容である。
朝の9時にスタジオ入りして、夕方までたっぷり時間をかける。
ヘアメイクもつけ、場合によってはスタイリストも雇う。
誌面で6~7ページのグラビアにするには、
最低5パターンの衣装を自然光とストロボで撮っていく。
被写体になる女の子は、大手の芸能プロには所属していないティーンモデル。
言ってみれば素人以上アイドル未満というやつだ。
プレアイドルなる新語の流行した時期でもあった。
僕がつくっていたのは「おじょう」という後発の雑誌で、
「すっぴん」(英知出版)や「Cream」をライバル視していたから、
「Cream」で人気のあった星野いづみはどうしても撮りたいモデルだった。
その星野いづみが桃太郎の「
若妻の味」では、
年相応というべき?人妻に扮して、
当時はビキニでかくされていた乳房を惜しげもなく晒し、
AV女優として見事な絡みを披露しているのだ。
10年の時間が経過したとはいえ、
なんともなぁという気分なのである。
▲「
若妻の味」より。加齢しても水着時代の美貌は温存?